みなさん、こんにちは。絶賛借金返済中のぽんたです。
今日もみなさんと一緒に返済についての情報を共有します。
今日のテーマは「任意整理後の”滞納”」です。
任意整理をすると将来利息がカットされ、毎月の支払いが楽になりますよね。
わたしも、2年半ほど前に任意整理をしたことでリボ地獄から脱出しました。
とても便利な「任意整理」です。
あなたは、滞納したことはあるでしょうか?
せっかく利息がなくなって、毎月の支払額が減っても急に生活を変えることって難しいですよね。
クレジットカードを所有していた時の金銭感覚はそう簡単には治らないものです。
万が一、任意整理後に「払えない」という状況になったら…?
今月だけ払えない…
半分だけならなんとか…
先月も払えなかったのに今月も…
そんな状況を解決すべく、対処法を3つ!ご紹介いたします。
本記事をおすすめしたい人
- 滞納しそうで不安になっている
- すでに滞納している
- 滞納してないけど、今後が不安
- 1回くらいなら滞納しても大丈夫?
任意整理後の支払い方法、実は2つあります!
弁護士事務所や司法書士事務所に依頼して、債権者との和解が成立すると正式に返済が始まります。
依頼料や成功報酬の支払いが先に始まり、その後3〜6ヶ月を目処に債権者へ返済をしていきますが、ここで1つ、キーポイントがあります。
キーポイントはこちら↓
キーポイント
・弁済代行
・自己返済
任意整理された方でも聞き慣れない言葉かもしれません。
1つずつ、解説していきます。
弁済代行 〜弁護士事務所、司法書士事務所にお金を預けている方
「弁済代行」とは、弁護士事務所や司法書士事務所へ返済金を入金している方が当てはまります。
弁済代行は、依頼者から事務所が返済金を預かり、依頼者の代わりに各債権者への振込をしてくれる返済方法です。
依頼者は事務所への振込「1回」で済むので、任意整理先が多くて支払いに不安がある方や金銭管理に自信がない方にはおすすめです。
ただし、代行料金がかかることがほとんどのため依頼するときは身長に。
自己返済 〜自分で各債権口座へ振込をしている方
そして、もう一つは「自己返済」です。
こちらは通常の入金方法で、依頼人(債務者本人)が債権者の指定口座に自分で返済金を入金します。
振込手数料も、もちろん自己負担ですが、銀行によっては振込手数料が無料というところもありますね。
少しでも返済に回したい方やできるだけ支出を減らしたい方、金銭管理を自分でしっかりやりたいという方にはおすすめです。
滞納したら、どうなる?〜滞納期間ごとに解説!
返済方法が2つあることをご紹介しましたが、もちろんどちらの場合であっても「滞納」は厳禁です。
ですが、もし、万が一、滞納してしまったらどうなるのでしょうか。
和解が成立すると、「合意書」が交付されます。
その合意書には次のような内容が記載されています。
◯回以上の部分は大抵「2回」となっていることが多いです。
つまり、2回以上滞納してしまうと一括請求をされたり、遅延損害金が発生したりペナルティを受ける、ということです。
滞納の期間ごとに、滞納した場合の状況をまとめました!
Lv.1 滞納1回目(滞納1ヶ月の場合)
1回分の滞納です。
今月だけどうしても払えない…、という場合ですね。
急な出費があると、貯金がない状態ではあり得ることです。
この時点では、一括請求を受ける可能性は低いです。
多少遅れても払う用意ができたらすぐに入金をしましょう。
Lv.2 滞納2回目(滞納2ヶ月の場合)
2回分の滞納です。
合意書の内容が2回以上滞納でアウト、となっていると一括請求を受ける可能性が高くなります。
また、2ヶ月連続で滞納をしてしまうということは返済計画に無理があるかもしれません。
滞納金額を増える前に相談、連絡をしましょう。
返済計画を見直してもらった方がいいかもしれません。
Lv.3 滞納3回目以上(滞納3ヶ月以上)
この時点で一括請求を受けるか、弁護士から辞任通知が送られてくることもあるようです。
自己返済している方は債権者からの督促(電話や封書)が届きます。
2回3回と続くとペナルティがとても大きくなります。
出来るだけ、1回目の滞納中に解消するのがいいですね。
滞納した場合の対処法 3つ!
さて、次は滞納した場合の対処法です。
実際に滞納してしまった場合、もしくは「滞納してしまいそう」「どうしても用意できないかもしれない」という方にも有効な対処法です。
- 電話相談
- 1回分+余剰入金(繰上げ)
- 再和解、もしくは別の債務整理を検討
1つずつ、見ていきましょう。
電話相談
1つ目は、電話相談です。
そんな簡単なこと…?と思ったかもしれません。
でも、この簡単なことがとても大切なことなんです!
弁済代行であれば、弁護士事務所へ。
自己返済であれば、債権者(窓口となる債権回収業者)へ。
まずは、電話しましょう!
なぜ、この電話が大切かといいますと、連絡がない場合、弁済代行の弁護士(あるいは司法書士)から辞任されてしまう可能性が出てきます。
自己返済の場合、債権者からの督促が再開されてしまうことがあります。
最悪の場合、一括請求をされてしまうこともありますので、必ず電話連絡をしてください。
1回分+余剰入金(繰上げ)
2つ目は繰上げで入金(返済)です。
ただし、これは滞納期間が1ヶ月(1回分)という方のみ有効な方法です!
1回のみの滞納であれば、1回分ずつ後追いで返済を継続することができます。
これは弁済代行でも、自己返済でも同じです。
1つ目の電話連絡をしたのち、次の月からは返済を再開していきましょう。
その際に、少し多めに入金していくと滞納してしまった分も解消されます。
繰上げ返済にもなるので1,000円でも2,000円でも増額できると返済も早まりますよ!
再和解、もしくは別の債務整理を検討
3つ目は、再和解、自己破産や個人再生の検討です。
これは弁済代行と自己返済とで、やり方が異なります。
まず、弁済代行を依頼している場合は弁護士事務所へ連絡と相談をします。
現状の返済が困難であること、生活状況を説明して判断していくのです。
再和解は、現在の和解内容を変更して、さらに返済期間を伸ばす(さらに分割をしてもらう)ことです。
再和解が難しい場合、個人再生や自己破産といった別の債務整理への変更をおすすめします。
ただし、別途、追加の依頼料など料金がかかることもありますので、慎重に。
自己返済の場合、すでに事務所から辞任通知を受け取っていることがほとんどかと思います。
その場合、まず再和解をしてくれる事務所を探さなくてはなりません。
再和解の場合、最初の若い条件より厳しくなることがあるため、引き受けてくれる事務所が見つからないということもあるようです。
もし、再和解を受けてくれる事務所が見つからない時は個人再生や自己破産も視野に入れて、事務所を探してみてください。
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番外編〜NGな対処法!
再和解や自己破産を依頼する段階となると、すでに2回以上の滞納をしている状況になります。
焦るあまり、NG行動を取らないように気をつけましょう!
- 電話無視
- さらに借入をする
電話無視
これは対処法の1つ目に「電話連絡は大切!」とご紹介したとおり、連絡がない、無視をしてしまうと状況がどんどん悪くなっていきます。
自分から電話をするのは心苦しいとは思いますが、せめて事務所からの電話は出ましょう!
弁済代行を依頼している方は、期日までに入金が確認できないと事務所から必ず連絡がきます。
電話の他、SMSやメールの場合もあります。
さらに借入をする。
これは絶対におすすめしません。やめてください。
とくに、任意整理をせずに手元に残したクレジットカードがある方、危険です。
さらに借金を増やすことになります。
任意整理の最大のメリットは将来利息のカットです。
ここでさらに借入をしてしまうと、その借入分には利息が発生してしまいます。
万が一、滞納が続いてしまった場合にはせっかく手元に残したクレジットカードも強制解約になってしまうかもしれません。
まとめ
今回は、「滞納したらどうなるのか」「滞納した時の対処法」をご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
これを読んで、滞納してしまいそうでも「まずは連絡」と覚えていただけたらと思います。
任意整理をする方は、収入を超えた支出が重なって返済が困難になった方が多くいらっしゃいます。
わたしもその1人です。金銭感覚や生活はすぐに変えることはできません。
どうしても払えない、ということも完済までに一度や二度はあるかもしれません。
その時が、慌てず、冷静に、対処していきましょう。
滞納した時の対処法をまとめ
電話連絡
∟とにかく連絡が大切!
1回分+余剰入金(繰上げ)
∟1回だけの滞納はなんとかなる!
再和解、もしくは別の債務整理を検討
∟自力解決は無理。専門家に相談!
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